最新統計によると、中国で2016年1-9月に新たに登録された市場主体は1211万9000件で、前年同期に比べて13.7%増加した。1日あたりの平均登録数は4万件を超える。全国の市場主体は全部で8371万6000件に上る。うち、新設企業がハイペースで伸びている。上半期に続いて7、8、9月も高水準の伸びが続き、それぞれ46.7万件、47.8万件、42.7万件の増加となった。「これは社会の投資創業意欲が依然として高いことを示しており、改革推進には依然として大きな潜在力がある」と、国家工商行政管理総局の報道官が17日の第3四半期定例記者会見で述べた。
「新設企業の急成長は『大衆創業、万衆創新』の推進によるものだ。また、新経済全体の発展が良好であることを示し、新企業、新業態の出現に向け産業の担い手を創出した」と、中国人民大学国家発展戦略研究院の劉元春・執行院長は語る。
新興経済分野が投資創業の寵児となったことに注目すべきだ。1-9月期は第3次産業の急成長が続き、同産業の新規登録企業は前年同期比27.6%増の325万2000件と、新規登録企業全体の81.1%を占めた。現代サービス業では、教育、文化スポーツ・娯楽、科学研究・技術サービス、IT関連サービスが急成長し、前年同期比でそれぞれ56.3%、41.7%、35.5%、34.9%の伸びとなった。創業創新の集積区では、「インターネット+」企業とハイテク企業の発展が目立った。