2014年の50.2%から、今年第1-3四半期の71%へ――消費の経済成長への寄与度は3年連続で上昇し、再び経済運行における大きな見所となった。
上昇するデータの裏には、消費分野で生じている深い変化がある。多元化・多層的な消費の新成長源が続出し、消費が成長を促す新たな構造が急速に形成され、中国経済の長期的・持続的・安定的な成長に中心的な原動力を提供している。
品のある消費、企業のモデルチェンジを迫る
中国貿促会研究院は今年5月に発表した「中国消費市場発展報告書」の中で、ブランドの品質に「注目する」と答えた消費者は2015年、ネット通販利用者全体の56.40%を占めると指摘した。これは2014年を上回る注目度だ。
中国貿促会研究院国際貿易研究部の趙萍主任は「今後の消費は品格が重視され、品のある消費が急成長する。ブランドの消費が拡大し、品のある消費が徐々に形成される。持続可能やグリーンといった消費理念による、品のある消費が活気を呈する。これは消費側から企業の生産のモデルチェンジを迫る」と話した。