中国太保と新華保険が28日夜に第3四半期報告書を発表すると、A株4大上場保険会社の2016年第1-3四半期報告書が出揃った。
第3四半期報告書によると、中国人寿、中国平安、中国太保、新華保険の今年第1-3四半期の純利益は計836億5100万元で、前年同期比20.93%減となった。中国人寿は純利益の減少について、投資収益の低下と伝統保険準備金割引率変動の仮定が影響した。これは保険業界、特に生命保険の利益に影響する共通要素とされている。
うち中国人寿の親会社株主に帰属する純利益は、前年同期比60.00%減の135億2800万元。中国平安の純利益は17.10%増の565億800万元。中国太保は41.30%減の88億2900万元。新華保険は44.60%減の47億8600万元。
4大保険会社のその他の主要データを見ると、中国人寿の第3四半期末の資産総額は年初比9.5%増の2兆6811億5600万元で、投資資産は2兆4545億2100万元。中国人寿の今年第1-3四半期の純投資利益率は前年同期比0.1ポイント上昇の4.51%、総投資利益率は4.43%(前年同期は6.88%)、保険解約率は3.11%(前年同期は4.67%)。
第3四半期末時点で、中国平安集団の資産総額は年初比11.2%増の5兆2965億6400万元。中国太保の資産総額は年初比8.6%増の1兆28億8100万元、投資資産は8.1%増の9234億9100万元。新華保険の資産総額は6890億9600万元(年初は6605億6000万元)、投資資産は5.2%増の6689億4000万元。新華保険の今年第1-3四半期の保険解約率は、前年同期比3.0ポイント低下の5.3%。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月31日