西部地区の消費スタイル高度化の潜在力は徐々に表れている。ニールセン中国の伍懿華・副総裁は「西部の消費の成長と景況感の上昇は質的消費の関連産業に影響を与える可能性がある。西部地区でリップクリーム(18%)、フェイシャルマスク(15%)、ヨーグルト・乳酸菌飲料(13%)などの売上が増加している現象は、基礎的消費と質的消費の需要が同地区で同時に存在することを示す」としている。
ニールセンのまとめによると、一二三線都市の景況感指数はいずれも上昇しているが、二線都市での上昇が目立っており、第2四半期の105から110に上昇した。四線都市の景況感指数は前四半期並みの107で安定している。
上半期は大部分の二線都市でGDPと投資がハイペースで伸び、全国平均を上回った。二三線都市の消費者景況感は顕著に上昇したが、雇用の回復で消費者の所得増加への期待感が一段と高まったことが主因だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月10日