トヨタは現在、米市場で低迷している。また不利な為替レートが利潤を大きく減少させている。三年連続の増益記録は難しくなり、販売が芳しくないことから通年の業績も雲行きが怪しくなってきた。
販売台数世界一の座を明け渡すか
トヨタ最大のライバルであるフォルクスワーゲンは今年、相対的に販売が好調だ。中国で販売台数を伸ばしたおかげで、今年の1月から9月にかけて同社の世界自動車販売数は761万台。前年同期比で2.4%増となった。トヨタにとって最重要市場である米市場が停滞していることから、同社の1月から9月にかけての世界自動車販売台数は753万台で、前年同期比0.4%増にとどまる。今のところフォルクスワーゲンが8万台リードしている。現在の状況から見ると、今年の販売台数世界一の座はフォルクスワーゲンが獲得しそうだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月10日