元安で越境EC業者に損失
しかし一部の経営者は、「ダブル11」による支出、人民元レートの変動などにより、ブラックフライデーで再び消費を盛り上げることができるかは、判断し難いと懸念している。
オフショア人民元の対米ドルレートは23日夜、1ドル=6.92元、6.93元を続けざまに割り込んだ。16時58分の時点では1ドル=6.9338元まで落ち、2012年4月の統計開始以降で最低の水準を記録した。海外商品の購入を好む人にとって、これは購入が遅れるほど割に合わなくなることを意味している。
あるベテラン購入者は、北京晨報の記者に対して「11月上旬から現在まで、私がよく利用する業者の商品価格が高騰し、最高で10%ほど上昇している」と不満を漏らした。
長期的に見ると、ブラックフライデーの販売状況は、越境ECの業績全体を反映することができない。蜜淘網は今年4月、価格競争の圧力、大手の参入により倒産を宣言した。政策のボーナスが失われ、越境ECサイトのかつての収益モデルが失われ、業界再編に直面している。新制度の規定により、ポジティブリスト外の商品は保税区に入れなくなった。そのため多くの越境EC業者が、倉庫・物流などの再建に直面することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月24日