横琴初のヘリコプター固定運営基地はこのほど落成し、広東・深セン・香港・珠海ヘリコプター航路の横琴へのテスト飛行が行われた。陸上では、マカオナンバーだけをつけた車両の横琴での通行は12月に正式に実施となる。広東・マカオのボートによる自由旅行は中山市ですでに始まり、横琴に拡大される望みもある。港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋も間もなく完成する中、横琴の陸海空の交通は全面的な発展を遂げつつある。広東省交通部門の関係者によると、横琴は、大陸部初の陸海空立体式クロスボーダー就航地となり、大陸部と香港・マカオのクロスボーダー交通の新たなモデルを模索する試行地となる望みがある。
広東・香港・マカオ高度協力模範区として、横琴は近年、香港・マカオとの融合において協力モデルの革新を続けて来た。今回横琴へのテスト飛行が初めて行われた広東・深セン・香港・珠海ヘリコプター航路のほかにも、マカオナンバー車の通行も12月に実施となる。大陸部への進入が現在許されているのは、広東・マカオまたは広東・香港のナンバープレートを両方付けた車両だけだ。
横琴新区管理委員会の関連担当者によると、マカオナンバー車の横琴への便利な出入りは、革新的なクロスボーダー交通政策の一環であり、マカオ住民の横琴での投資や就業の便利化やマカオと横琴との共同革新発展の促進に重要な意義を持っている。横琴での試行を通じて、今後は、マカオナンバーだけをつけた車両の入境政策の珠海全市への拡大の実行可能性も模索される。さらに広東・香港・マカオの交通体系の一体化に対する港珠澳大橋の波及・牽引作用を拠り所として、一度の行程で複数の目的地をまわる観光ツアーを共同で推進し、「香港・珠海・マカオ国際都市圏世界観光目的地」の構築に努める。
このほか広東・香港・マカオのボート自由旅行が横琴に拡大される望みもある。広東省中山とマカオとのボート自由旅行はすでに順調に開始となり、大陸部初の広東・香港・マカオボート自由旅行プロジェクトとなった。今回の両地における試行事業は、ヨットハーバー対外開放の「一国二制度」の条件下での通関監督・管理の新モデルを模索し、出入境手続の簡便化をはかるものだ。香港・マカオは現在、ボート自由旅行プロジェクトの南沙・横琴などへの拡大をはかっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月29日