農産物価格形成メカニズムを改革・改善する。市場化改革方針と農民の利益の保護に同時に配慮し、食糧などの重要農産物の価格形成メカニズムを改善する。米、小麦の最低買い付け価格政策の実行と改善を継続する。東北地区のトウモロコシ買い上げ制度の改革を積極的かつ着実に推進する。農産物コスト調査と国内外価格のモニタリング・分析を強化し、農産物市場と輸出入調整の有効性を高め、法に基づき貿易救済調査を実施する。
都市部・農村部労働者の平等な就業制度を改善する。平等な競争が展開される、規範的かつ秩序的な、都市部・農村部統一の労働力市場の形成を促し、農民工(農村部からの出稼ぎ労働者)と都市部労働者の平等な就業、同一労働同一賃金制度を着実に実行する。農民工の賃金のピンはね、支払遅延の行為を厳重に調査・処理する。都市部・農村部を網羅する公共就業サービス制度を改善し、都市部・農村部住民公共就業サービスの均等化を徐々に実現する。新世代農民工を中心とし、農民工職業技能向上計画を実施し、職業訓練の指向性と有効性を高める。土地徴収補償・立ち退き計画を策定する際に、対象となる農民の雇用促進に関する具体的措置を明らかにする。