▽バーチャルをリアルに
淘宝(タオバオ)のバーチャルリアリティ(仮想現実、VR)ショッピングチャンネルbuy+、eBayが打ち出したVR百貨店、京東もこのほどVRと拡張現実(AR)の戦場に身を投じることを明らかにした。……通販企業はVRが消費の新たな動力になることを願い、実店舗もこれに負けてはいない。有名免税店運営企業のサンライズ免税店はこのほど、VRショッピングと実際の店舗とが連動したテストモデルをスタートさせた。
上海の国際観光レジャーエリアの趣味人VRスマート科学技術体験館では、VR技術に基づいたゲームの応用シーンが広がるだけでなく、その場にいながら空港の免税店で買い物を楽しむことができる。VRのヘルメットをかぶり、コントロールバーを握れば、上海浦東国際空港の出国フロアの免税店にそっくりで、化粧品、スキンケア製品、アルコール類、食品類を集めた店舗が目の前に広がり、進むペースや方向を手でコントロールし、右手では1つ1つ忠実に再現された棚の前に行ってほしい商品を直接手にし、拡大して商品の内容や説明、ブランドヒストリー、価格、在庫など一連の情報をチェックい、満足すれば買い物かごに放り込むことができる。
中国科学院自動化研究所科学芸術センターの張之益センター長は、「VR技術は消費者に、現実に忠実で現実を遙かに超えたサイバー空間を提供し、創造される未来の可能性は非常に大きいといえる。ますます多くの新技術が応用期に入るのに伴い。こうした技術と消費がどのような火花を散らすか、私たちの贈り物の習慣をどのように変えるか、新たな消費を生み出すかどうか、いずれも注目に値する点ばかりだ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月8日