韓国の青年の起業分野は低水準で競争の激しい分野が多く、最先端の産業やトレンドを先取りするような産業は少なく、このため起業に失敗した時の状況は深刻なものになる。韓国統計庁が昨年10月に韓国国会に提出した統計データをみると、若者が立ち上げた小規模企業のうち、1年以内に倒産したところが51%、5年以内に倒産したところは83%に上った。
経済全体の状況が不調なだけでなく、韓国の青年の起業が難しい原因には次のようなものもある。韓国は大手財閥が中小企業の生存空間を脅かしている。中年になって50歳前後で退職し、資本面で一定の優位性をもちながら起業する人が多く、若い起業家が立ち上げたまだ水準の低い会社はこうした親世代の会社と競争することになる。韓国金融産業には青年の起業を軽視する傾向があり、多くの韓国人青年による起業は資金調達難という問題にも直面する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月9日