チャンスその三:実体経済の振興
実体経済の振興は不変のテーマとなる。今回の中央経済活動会議では、実体経済の振興に注力する方針が示された。質と競争力の向上をメインに、イノベーション主導による成長を維持し、ハイクオリティ製品とサービスの供給拡大を図ることで、各企業に独特の強みを持たせる。
前海方舟資本の鐘海波総裁は『毎日経済新聞』の取材に対し、経済ファンダメンタルズがすでに底打ちしたとの判断を示し、来年は中国で「バーチャル経済から実体経済への転換」が拡大すると予想。これは値がさ株に試練となる一方、低位株や市況株には好材料になると分析した。具体的には、景気循環産業の非鉄金属、鉄鋼、銀行・保険、工作機械などを推奨したほか、国有企業改革関連と高配当利回り銘柄にポジティブな見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月19日