中央経済工作会議:実体経済の振興に力を注ぐ

中央経済工作会議:実体経済の振興に力を注ぐ。

タグ: 中央経済工作会議 実体経済 

発信時間: 2016-12-24 09:41:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

生産力余剰が深刻な産業に対しては、生産削減を進める。一部の産業や企業の利益を高めることで、資本に製造業回帰を促す。それと共に、減税などによるコスト削減で業務意欲を高め、各種取引、特に制度的な取引のコストを下げ、審査の工程を簡素化し、各種仲介見積費用を抑え、企業の設備コストを下げ、物流コストを抑え、労働力市場の流動性を高め、企業に対してコスト削減と利益増加を促していく。また、市場環境を改善させる必要もある。ニセモノと粗悪品に対する取り締まりを強化し、市場参入などに関する諸条件を新たに作り、中小企業が参入しやすい公平な競争市場にする。

「実業から虚業へ資本が流れる状況を徹底的に変えるため、産業の報酬構造のアンバランスな状態を調整する必要がある」と張昌文氏は述べる。一定規模以上の工業平均利潤率は5~6%だが、金融業の自己資本利益率は15%以上だ。不動産業の利潤率は2ケタになる。産業の報酬構造のアンバランスさがサイフォン現象のような状況をもたらし、様々なイノベーションの種や生産要素が実体経済から逃げ出す結果となっている。その行き先は金融、不動産業界である。これは実体経済の持続可能な発展の基礎を揺るがすだけでなく、大志ある起業家精神を削ぐものになっている。コストを減らし、品質を向上させ、市場環境を最適化するなどの総合的手段を通じ、実体経済の稼ぐ力と魅力を高め、実業を前途のある、儲かるものにしていく必要がある。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月24日

 

 

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