中国の国務院新聞弁公室は29日、『中国交通運輸発展白書』を発表し、2020年までに高速鉄道の営業距離を3万キロに延伸し、人口カバー率を80%以上に引き上げる方針を示した。高速道路については、新たに約3万キロ延伸する。
胡凱紅報道官は同日の記者会見で、『中国交通運輸発展白書』は中国政府が初めて中国の交通運輸事情についてとりまとめた白書であり、発展の過程や概況、今後の見通しを系統立てて紹介していると説明した。
なお、2015年末時点で中国の鉄道全体の営業距離は12.1万キロで世界2位、うち高速鉄道は1.9万キロで世界首位。高速道路の総延長は12.4万キロも世界首位、内陸河川航路の総距離も12.7万キロで世界首位だった。