深センと香港市場間の株式相互取引制度「深港通」、上海と香港市場間の株式相互取引制度「滬港通」に続き、さらに上海とロンドン市場間の株式相互取引制度「滬倫通」に世界の関心が集まっている。
「滬倫通」が開始すれば、間違いなく中国A株市場の国際化にさらに弾みがつくであろう。「滬倫通」は2015年に実施計画が発表され、開始に向けて着々と準備が進められている。
中国証券監督管理委員会(証監会)の方星海副主席は先ごろスイスで開かれた世界経済フォーラム(ダボス会議)で、「滬倫通」の推進に向けて中英両国で話し合いを進めていることを明らかにした。方副主席はこれまでにも、中国は証券サービス業の市場開放を一段と進め、中国市場に外資を呼び込むための諸要件を整備していく考えを示してきている。