投資先国でみると、欧州ではドイツとイギリスだけで欧州全体の46%を占める。フィンランド、スイス、アイルランドも比較的投資が多い。イタリアや
ポルトガル、フランスへの投資は、それぞれ85%、50%、40%の減少となったが、これらは中国人投資家が2015年にM&Aを精力的に進めていた国である。
北米では、アメリカが多くを占める。昨年の対米投資は200%近く増加し、456億ドルとなった。対カナダ投資も120%増となり、3年ぶりの高水準となった。アメリカの中でもカリフォルニア州が最も多く160億ドル。これは投資家が注目する業界が情報技術と娯楽、不動産、物流にあるためである。ニューヨークにも多くの資金が流入しており、なかでも不動産投資が90%を占める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月10日