新たな産業革命、中国は「追走者」から「トップランナー」へ

新たな産業革命、中国は「追走者」から「トップランナー」へ。

タグ: 産業革命

発信時間: 2017-02-17 15:33:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

新たな科学技術革命と産業革命が起こりつつあるなか、主要国は相次いで技術革新と新産業の育成に向けた支援策を打ち出している。歴史を振り返ると、これまでの産業革命は、いずれも後発国が「コーナー追い越し」の戦略的チャンスを掴み取っている。米国は電気革命を機に世界最大の経済大国となり、日本はIT革命で工業強国となった。今まさに起こりつつある新たな産業革命も例外ではない。中国は世界のバリューチェーンの拡大と産業「大国」から「強国」への転換を実現する重要な歴史的チャンスを迎えようとしている。

中国は新興産業とハイエンド産業、ひいては先端産業発展の基盤と条件を備えている。近年、中国の技術開発に関する投資規模と特許件数、論文発表数などはいずれも世界でトップクラスにある。高速鉄道、原子力発電設備、通信設備などの関連産業は世界で先端水準にあるほか、量子通信などの新興技術は世界をリードしている。また、高等教育の発展により多くの科学者やエンジニアが育成されたことで、中国の科学技術のイノベーションは先進国に比べて労働コストの面で高い優位性を持つことになった。このほか、新興産業の技術基準の形成は利用者の規模に左右される。ある技術について、その利用者が多ければ多いほど、その産業で暗黙の共通基準となりやすい。巨大な人口規模と産業規模は、中国が主導する新産業の技術標準の形成促進に非常に有利に働く。

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