ベトナム・ハノイ市に到着した中国製メトロ車両
ベトナム・ハノイ市内のカットリン (Cat Linh)とハドン (Ha Dong)を結ぶハノイ都市鉄道(メトロ)2A号線のラーケー駅で21日未明、車両の吊り上げ作業が行われた。 重機や作業員が投入され、中国製車両が大型クレーンで吊り上げられ、高さ約10メートルの高架橋の上に設置された。
カットリンとハドンを結ぶこの路線は、中国鉄路工程総公司傘下の中鉄六局集団有限公司が建設を請け負っている。ベトナム初となる都市鉄道で、全長約13キロに及び、全面的に中国の技術と基準が導入されている。今回、最初の車両が線路上に載せられたことで、高い関心を集める都市鉄道の建設推進に拍車がかかった。中国とベトナム両国の協力プロジェクトの柱として、同路線の建設は着実に進められており、ハノイ延いてはベトナム全土で最初に開通する都市鉄道となることが期待される。
同路線には中国側から1編成あたり4両、計13編成が納入された。工事進捗度に応じて、最初の4両は1月20日に北京地鉄車両装備有限公司(BSR)から出荷され、2月12日にベトナム北部のハイフォン港に到着、19日未明にハノイに到着した。21日未明、集まった大勢の見物客から歓声が上がるなか、初となる中国製の車両が大型クレーンで吊り上げられ、高架橋の上に設置された。