また、前年の改革を振り返って、国有企業改革が加速し、改革の深化によって体制・システムの障壁撤廃、市場経済と企業発展の規律に合う経営システムの構築、国有企業の活力と競争力向上が進むと同時に、国有資本の配分構造の調整・合理化、配置効率の持続的な引き上げを実現したとの見解を示している。
「健全な市場化経営システムの構築は、国有企業と市場経済の一体化を進め、企業の活力を喚起する大切な要素になる」。2017年は、企業董事(役員)会の規範化に注力し、法にもとづく董事会の重大決議、人材採用・雇用、給与配分などに関する権限を維持・保護し、対等な権限と責任、運営の調和、効果的なチェック・アンド・バランス機能のある法人ガバナンス構造の構築を加速する。企業の3項目制度改革の深化で、市場化採用・雇用システム、経営幹部招聘の自由化、職業マネージャーと給与配分差別化改革、企業幹部の任期制や契約管理の導入を進める。
肖亜慶主任は記者に対し、国有資本投資と企業経営の機能を十分に発揮させ、国有資本の配分合理化を促進する方針を明らかにした。調整と再編を加速し、企業グループレベルでの合併・買収、再編を着実に進めることで、鉄鋼、石炭、電力の事業統合と、再編を通じて専門化を図る必要があると説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月27日