16年の中国のモバイル決済額が米国の50倍に

16年の中国のモバイル決済額が米国の50倍に。

タグ: 中国モバイル決済

発信時間: 2017-02-27 18:21:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「現金も、クレジットカードも持たずに、スマホを持っていればどこにでも行ける」。モバイル決済が急速に発展するにつれ、これが多くの中国人の生活スタイルとなっている。中国最西端の西蔵(チベット)自治区の全ての行政村でもモバイル通信の電波がカバーされており、辺鄙な場所にある村落や広大な放牧地にいる農牧民でも、生活必需品を購入する際、モバイル決済を利用している。米マーケティングリサーチ会社・ニールセンの統計によると、中国の消費者の86%がモバイル決済を信用して利用しており、この割合は他の国を大きく上回っている。英紙「フィナンシャル・タイムズ」の報道によると、2016年、中国の第三者モバイル決済の規模は倍増し、38兆元(約627兆円)に達した。同数字は、同年の米国のモバイル決済の規模の約50倍に相当する。

中国でモバイル決済が流行しているのは、インターネット金融サービスが爆発的に成長していることの恩恵と言える。中国の支付清算協会が発表している報告によると、ユーザーの60%が毎週モバイル決済を使用しており、うち、小口決済が絶対的な位置を占めている。ある専門家は、「モバイル決済は小さな企業の発展に大きく貢献している」との見方を示している。モバイル決済は、煩わしい手続きがいらず、ハードルも低いため、業務の展開が加速し、決済の効率が上がる。従来の金融機関が提供している大口決済サービスを補充し、明らかな市場の細分という特徴がある。また、モバイル決済は、都市部と農村部で並行して発展している。中国社会科学院金融所法・金融研究室の尹振涛副室長は、「第三者決済は、中国の庶民の消費観念や習慣を変え、インターネット銀行、スマホ銀行などの銀行決済サービスのグレードアップを促進したほか、社会全体の決済に必要なコストを下げ、実店舗の活気を刺激した」との見方を示している。

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