中国商務部(省)は2月27日、ここ4年、中国の外資利用は安定して増加しており、実行ベース外資導入額は累計で4894億2000万ドル(約55兆3044億円)に達したと発表した。また、今年、自由貿易試験区の設置や内資・外資の法律・法規統一、外資の分野における「放管服改革」(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)などに力を入れ、ビジネス環境、外資産業の構造、外資の地域構造、企業誘致・資金調達の方式などのさらなる最適化を進めるという。
現在、中国で新たに設置される遼寧省、浙江省、河南省、湖北省、重慶市、四川省、陝西省の自由貿易試験区の準備は最終段階に入っており、近日中に運営が始まる予定だ。同7ヶ所のほとんどは中国の中西部に位置し、「一帯一路」(the belt and road)、特にシルクロード経済ベルトとマッチングする。これらの試験区では、ハイレベルの国際貿易ルールが採用され、それぞれに特徴や重点ポイントがある。