本会議に出席した中国財政部の肖捷部長は18日、取材に対し、「中国はG20の三本柱の一つとして、会議の議論において建設的な作用を果たした」と述べる。同氏は「中国としては、世界経済が新たな情勢、新たな挑戦に直面する中、G20は国際経済協力の主たるプラットフォームとして、より大きな作用を発揮するべきであり、さらなる協力の強化を推進すべきである」とした上で、発揮すべき作用として以下の3点を挙げた。
第一にG20参加国は、2016年杭州サミットの成果を確実にすべきである。構造改革、インフラ投資、国際課税協力の推進などの重点的分野は大きな進展を見せており、G20のメカニズムの連続性と有効性を増強すべきである。
第二にG20参加国は、マクロ経済政策での協調を強化すべきであり、責任あるマクロ経済政策を制定・実施すべきである。主に先進国は政策の透明度を高め、市場との交流を深めるべきである。マイナスの波及効果を減らし、共に世界経済の成長を促進すべきである。
第三にG20参加国は、世界の貿易と投資を促進すべきである。保護主義に断固として反対し、開かれた体制の有効性を維持すべきである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月21日