「世界でどのような民族主義や保守主義、貿易主義が起ころうとも、中国の改革開放の大きな扉は大きく開かれている」商務部の王受文副部長は18日、外資企業の中国における機会は一層増えるであろうと述べた。
当日開催された「中国発展ハイレベルフォーラム」経済サミットの席上、王副部長は「グローバル化が進むなか、2つの動きが起きている。グルーバル化のトレンドが強まる一方で、片やそれが停滞し、さらに後退しているところがあることだ」と述べた。
また、一部の国に、中国の一連の貿易制限措置に対して「同国の貿易体制に問題があることを示すのものである」との見方があることについて、「そうした判断は間違いだと思う」とし、実際には中国の貿易体制は一貫して関連する国際規則に符合しており、外資に提供する環境もまずます良くなっている、と見解を示した。
一例として、中国の自由貿易試験区において、外資企業の投資について個別案件ごと審査制からネガティブリスト方式に移行したことを挙げ、さらに同リスト自体の内容が減少していることが、その開放度合の証明であると説明。「中国は開放拡大を堅持し、国際経済協力に積極的に参加する」とした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月21日