人民網日本語版 2017年04月01日08:23北京市計画・国土管理委員会は28日、「北京市総体計画(2016-2030)」の草案はすでに完成しているものの、「どんな首都をどのように建設するか」という問題については、広く市民からの意見を求めた後、初めて答えを出すとした。人民日報が伝えた。
同計画は2016年から2030年までをその期限に定め、短期的には2020年、長期的には2050年までの展望を記載しており、「2030年までに、国際的に一流レベルの調和のとれた住みやすい都市の基礎を建設し、『大都市病』の解決に顕著な成果を上げる。また、首都中枢機能をさらに最適化させ、北京・天津・河北エリアの一体化モデルの基礎を形成させる」としている。
同計画の草案は全部で6つの部分から構成されている。そのなかには、▽首都ポジショニング戦略を実行し、発展目標を明確にする。▽都市の空間レイアウトを調整し、非首都機能を分散させ、首都中枢機能向上を最適化する。▽社会資源の要素を科学的にレイアウトし、都市の発展水準を向上させる。▽歴史文化的に有名な都市としての保護に力を入れ、首都の風格、古都の上品さ、時代に合った都市の特色を強化する。▽都市のガバナンス能力を上昇させ、「大都市病」の解決や計画スタイルの変更、計画実施の保障などに尽力する、という内容を含んでいる。