さらに草案では、「一屏、三環、五河、九楔」の構想を打ち出しており、将来の北京の美しい緑化生態空間を示している。「一屏」とは、北西部の山岳エリアを重要な生態源の場所とし、生態環境のバリア機能を形成することを指し、「三環」とは、首都を取り巻く、都市公園環状線、郊外に位置する大規模公園環状線、首都を取り巻く森林湿地公園環状線を建設することを指す。「五河」とは、永定河、潮白河、北運河、拒馬河、■河(■はさんずいに句)をメインとした河川・湖の水系を形成することを指し、「九楔」とは、9本の楔形のグリーンベルトのことを指す。北京中心部や周辺地区、都市を跨ぐ楔形の生態空間をつなぎ、北西部の山岳エリアと南東部の平原エリアをつなぐ大型の生態ベルトを形成する。
同草案は2017年3月29日午前10時から4月27日午後4時まで、北京市計画展覧館の1階展示ホールで公開される。市民は、同展覧館で意見を提出するか、北京市計画・国土管理委員会の公式サイトに意見を寄せる、またはEメールや文書を送るという4つの方法で意見を提出することができる。
「人民網日本語版」2017年4月1日