第3に、北京・天津・河北の都市配置と空間構造を調整・最適化し、地域発展の新たな可能性を開拓し、人口・経済密集地における新モデルの最適化開発を模索し、全国的な革新が駆動する発展の新エンジンを打ち出し、北京・天津・河北での世界レベルの都市クラスター建設を加速する上でプラスになる。
▽雄安新区の場所選定は繰り返し比較検討し、精緻な科学的論証を経たもの
【記者】雄安新区の場所選定はどのように確定したのか。どのような要因を考慮したか。
【何委員長】大都市病という難問を解決するには、北京の非首都機能を力強く、秩序をもって、効果的に分散させることが必要であり、集中的受け入れ地が必要だ。客観的にみて、このような集中的受け入れ地を建設するには北京、天津、石家荘といった既存の大都市の資源に依拠する必要があり、また交通の利便性も必要であり、地理的条件も適切でなければならない。
雄安新区の計画範囲は河北省の雄県、容城、安新の3県とその周辺地域に及び、北京と天津に囲まれた地域だ。計画では特定地域をスタートエリアとして先行開発し、面積は約100平方キロメートルだ。発展中期の建設エリアは約200平方キロメートル、将来は約2千平方キロメートルの新区を建設する計画となった。
総合的にみて、この地域の地理的優位性は明らかで、交通は便利で、すでに複数の高速道路や鉄道が走り、北京、天津、石家荘と結ばれた30分通勤圏を比較的迅速に形成することができる。生態環境に優れ、資源環境の受け入れ能力も高く、華北平原で最大の淡水湖・白洋淀などを擁する。水資源も豊富で、地域の水需要に応えることができる。過去の開発レベルが低く、発展の可能性は比較的大きく、高い出発点や高い基準で開発建設を進める基本的な条件が備わっている。
雄安新区の場所選定は実際の状況から出発し、比較選定作業の繰り返し、科学的研究、専門家による厳格な論証作業を経て、最終的にこのエリアに確定した。
▽まず計画、次に行動 計画編成作業を加速
【記者】河北雄安新区の計画建設では、今後どのような取り組みを考えているのか。