マデイ島は、ミャンマー西部の最も近い都市チャウピュから船で約1時間半の場所に位置する。総面積12平方キロメートルの小島は、中国・ミャンマー原油パイプラインプロジェクトで注目を集めた。記者によると、現地では最先端の30万トン級原油埠頭に黄色の原油積卸アーム4基が高々とそびえ立ち、遠方から来た巨大原油タンカーが静かに停泊している。原油積卸アームがゆっくりと下がって原油タンカーとの接続に成功すると、原油14万トンがパイプラインを通じて1基当たり貯蔵量10万トンのタンクに流し込まれた。原油貯蔵タンク12基全てが満タンになると原油輸送が正式に開始され、ベンガル湾から輸送される原油は、中国・ミャンマー原油管パイプラインを通って直接中国に運ばれる。
中国・ミャンマー原油パイプラインは全長が771kmで、中国石油とミャンマー石油ガス公社が合弁で建設した。海溝8カ所を跨いで山を越え海を渡り、途中5カ所のステーションが設けられ、年間輸送量が2200万トンに上る。パイプラインの運営が開始されると、ミャンマーで毎年200万トンの原油が積み卸される見通しだ。