▽猫好きの金鉱に群がる挑戦者たち
戴院長補佐は、「今、ペット病院は増加傾向にあり、各地でまんべんなく花を咲かせているといった状況だ。(自分の働く)病院の一日あたりの平均受診件数は約100件に上る。小さな病気ならコミュニティ周辺の動物病院で事足りる。うちは主に難しいケースを受け入れている」と説明する。
今や、町中やコミュニティではペットショップや動物病院がいたるところでみられるようになった。マップアプリで「ペットショップ」、「動物病院」と検索すると、検索結果は1千件を超える。その多くはここ数年の間に誕生したものだ。
▽ペット概念株が資本市場に集結
ペットの繁殖や取引からえさ、服、おもちゃなどに至るまで、さらにグルーミング、トリミング、エステ、歯磨き、診察、そして最後はお葬式に至るまで、ペット産業には現在、長い産業チェーンが構築されている。狗民網とアジアペット展覧会(ペットフェアアジア)がこのほど共同で発表した「2016年中国ペット業界産業および消費者行動調査報告」によると、昨年の中国ペット産業の市場規模は約978億元で、目下、年平均32.8%のハイペースで成長し、20年には2千億元の大台を突破することが予想されるという。