中国交通運輸部は先ごろ、「一帯一路」構想を打ち出してから3年余りで、中国が「一帯一路」周辺国と≪上海協力機構メンバー国政府間国際道路輸送利便化協定≫や≪中国-ASEAN海運協定≫など130件を超える双方向・地域輸送協定を結んだことを明らかにした。対象は、鉄道、道路、海運、航空、郵便などに及び、各プロジェクトは順調に進んでいるとしている。
中国はこれまでに、新ユーラシアランドブリッジとシベリアランドブリッジを通じ、西部、中央、東部に3本の中国・欧州鉄道輸送ルートを建設。中国と欧州を結ぶ貨物列車の中欧班列はすでに46路線が敷設され、国内出発都市が24カ所に増え、欧州11カ国の24都市との間を結んでおり、運行本数が累計で3200本を超えた。
「交通輸送部は、交通輸送が‘一帯一路’建設を支え保障する重要な機能の発揮を高く重視して、‘一帯一路’計画策定とシステム構築に積極的に関与しており、鉄道、道路、水運、民間航空、郵便などの分野で大きな進展が得られた」。交通運輸部の呉春耕・報道官はこう話す。