2016年下半期以降、スマートフォンのディスプレイ、メモリー、フラッシュメモリーなどが品薄や値上がりなどの状況にあり、産業チェーンを完備しているサムスンに多くの利益がもたらされている。
サムスンが発表した第1四半期(2017年1~3月)報告によると、サムスンの第1四半期の営業利益は9兆9000億ウォン(約603億元)で、前年同期より3兆2200億ウォン増加した。サムスンの増益はディスプレイとメモリーチップの好調な売れ行きによるものである。第1四半期、サムスンはデータセンター、企業用SSD、スマートフォンのフラグシップモデルへの商品提供に力を入れ、DRAM商品とNAND商品の利益を改善し、半導体事業の利益は6兆3100億ウォンに達した。
米調査会社のIC Insightsは、メモリーチップの市場価格が第2四半期の残りの時間も引き続き上昇すれば、サムスンはインテルに代わり世界最大のチップメーカーになるとの見解を示した。メモリーチップの価格上昇を考慮すれば、インテルの第2四半期の売上高は144億ドルに、サムスンは146億ドルになる見通し。
サムスンは、メモリーチップ市場の需給は下半期も旺盛の状態が続き、同社は高性能・高付加価値の商品により利益を維持できると見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月5日