ガリ氏は最後に、世界情勢が日増しに錯綜するのに伴い、国と国の間の協力メカニズムも複雑になっていると指摘した。これは多層的な現状を示すもので、一方向から多国間協力まで、地域的協力から世界的協力まで多層化している。これらの自然な整理統合は地域的要素のほか、歴史や文化などにも由来する。「一帯一路」沿線国は地縁や歴史、言語や文化などの要素に基づき、おのずと共に歩みを進めている。歴史的要因や貿易関係に起因する国家間の緊密な協力は往々にして急速に発展する。「今後はこれらの進展が世界の多国間主義によりポジティブな影響を及ぼし、『一帯一路』沿線諸国が更なる協調と互恵に向けてまい進することを望む」と結んだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月5日