ドイツメディアは8日、国際的なコンサルティング会社であるアーンスト・アンド・ヤングの評価報告書を引用し、ドイツで最も重要なドイツ株価指数(DAX)を構成する30銘柄のうち、過半数の企業が今年第1四半期の業績を発表したと報じた。これらの企業の第1四半期の税引前利益は、前年同期比27%増となった。アーンスト・アンド・ヤングによると、ドイツ大手が好調だった主因は、欧州の経済回復と好調な中国経済だ。ドイツメディアは特に、中国市場の決定的な力に注目した。
ドイツのテレビ局は「DAXの巨頭:成功を決めるのは中国での業績」と題した報道の中で、次のように伝えた。
BMW、アディダス、VW、ダイムラーなどのドイツ大手は上々の業績を収めており、特に同4社は中国事業が最も好調だった。
BMWの中国市場における第1四半期の販売状況は理想的で、売上の記録更新を促した。利益は前年同期比8%増。欧州市場の不振、北米市場の低迷にも関わらず、ダイムラーのメルセデス・ベンツの中国での販売台数は35%増加した。