中国企業のドイツにおけるグリーンフィールド投資は商業、金融サービス、機械製造と設備、電子半導体、自動車に集中している。多くの中国企業が、相互の強みを活かしながらウィンウィンを実現させている。液体食品の無菌包装材料メーカーである紛美包装は2011年、ドイツ東部のハレに5000万ユーロを投じて工場を建設した。2013年、さらに3800万ユーロを投じて第2生産ラインを建設。年間80億袋の生産能力を有するまでになった。上海斐訊数据通信技術は2012年、ミュンヘンに欧州本部を設立し、予定通り1億ユーロ近くを投じて「斐訊欧州工業団地」を建設した。
ドイツ的特色を持つクラウドコンピューティングサービスの産業チェーンである。「Zibo Munich Technology Park」とも言われるこの団地は、ドイツで初となる中国のIT産業パークである。2013年に建設されて以来、すでに16社を誘致し、100人近い従業員が働いている。そこには国家レベルの研究センターである、中国国家リニア交通工程技術研究センターミュンヘン研究基地も含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月23日