中核集団の兪培根副総経理は「華竜1号は非常に複雑かつ系統的なプロジェクトだ。設計から建設に至るまで、『インターネット+』を採用した。中核集団は原発の設計、ソフトウェアインテグレーション、インターネットなどの技術を結びつけ、異なる場所で総合的に共同設計できるプラットフォームを構築した。全国の各設計部門とインターネットでつながり、各種端末・設備を利用し、同一プラットフォーム上で共同設計を行った。共同設計プラットフォームの端末数は500に達し、需要に応じて追加も可能だ」と話した。
華竜1号のデジタル化、中国製品の世界的な競争力を高める
中核集団の邢継・華竜1号チーフデザイナーは「華竜1号総合共同設計プラットフォームを例とすると、同プラットフォームは原発設計・情報技術を深く融合させ、インターネット、データ暗号化、仮想現実などの技術を十分に活用することで、異なるプラットフォーム間のデータ伝送と集積などの難題を解消した」と述べた。
兪氏は「華竜1号は中国の原発自主革新及び融合連携イノベーションの代表者になった。その設備国産化率は85%以上に達し、原子炉圧力容器、蒸気発生器、炉内部品などの重要設備の国産化を実現し、中国設備製造業の先進水準を示している。華竜1号の設備サプライヤーは全国各地に点在し、5300社以上・6万台以上に達する。中国製品の国際的な競争力を高めた」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月28日