中国がスマートフォンの製造を始めた頃、韓国は笑っていたものだ。しかし瞬く間に中国の状況は一変した。各種の自主技術と優れたコストパフォーマンスによって韓国企業を猛追。その競争力は米国に次いで世界第2位まで高まった。韓国メディアがこのほど伝えた。
韓国・中央日報(25日付け)によると、時代の移り変わりの速さを示すものとして、造船・鉄鋼・電気電子・IT・半導体・自動車など、これまで韓国が自慢としていた産業分野で中国が急速に追いついてことを挙げている。今年の第1四半期、サムスンのスマホは中国市場で中国メーカーに圧倒され、そのシェアは3.1%の第八位まで低下した。同社の関係者によると「3年先は全く見通せない」という。
また報道は「一部には『自動車分野では韓国は大幅にリードしている』と思う人がいるかもしれないが、決してそう考えてはならない」との指摘する。そうした考えは、中国は自動車製造技術では一定の水準を持っているが、安全性やブランドでは大きく劣っているとする見方によるものだが、それは単なる錯覚に過ぎない。技術力を身につけた中国はすでに大きく飛躍し始めている。ヒュンダイは去年から中国で中国国産車の追い上げに遭い、今年に入って「薄氷を踏む」状態が続いている。