中国の自動車生産台数、将来は5000万台超の見通し

中国の自動車生産台数、将来は5000万台超の見通し。

タグ: 自動車

発信時間: 2017-05-31 16:29:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国務院発展研究センター・マクロ経済部副部長の張立群氏によると、現在8大都市で行われている自動車の購入制限は、自動車販売台数を200万台前後引き下げていると見られる。これは中国自動車市場の発展に大きく影響する要素となり、中国の自動車市場の1000人当たりの自動車保有台数が100台を超えてから大幅に下落する重要な原因となっている。

経済発展レベルが高くない中小都市では、自動車購入は制限を受けていないが、人気薄で、経済力に制限があることから、自動車販売台数は急速には伸びていない。ただ注目に値するのは、2009年に国家が自動車の下郷(農村への普及)政策を打ち出してから、中国の四線・五線都市の自動車消費需要はすでに高まり続けているということだ。コンサルタント会社のローランド・ベルガーの発表したデータによると、四線・五線都市はすでに、自動車市場シェアが成長している唯一の地区となり、その総量はすでに中国の自動車市場の販売台数全体の50%を占めている。この地域の成長の原動力が今後どれだけ継続し、まだどれほどの潜在力を掘り起こすことができるかはわからない。

これに比べると、自動車の海外輸出の成長の余地は期待できる。中国の自主ブランドの自動車の海外輸出台数は現在、300万台に満たず、1000万台という目標とくらべるとまだ大きな発展の潜在力がある。「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略の実施に伴い、多くの中国ブランドの自動車メーカーが現在、海外市場への配置を加速している。市場が開けば、未来の想像の余地は大きい。もちろんその前提は、中国の自動車ブランドの品質が海外市場に認められ、受け入れられるということだ。

この面では、ドイツの自動車産業の発展が好例となる。自動車市場の発展が成熟した国であるドイツでは、毎年の新車販売台数は350万台前後の横ばいとなっている。だが海外輸出台数はすでに400万台を超え、ドイツの自動車産業の規模を支えている。もし中国ブランドの自動車がドイツの自動車のように海外でどんどん売れれば、中国の自動車生産台数の限界は数倍に拡大され、ピークは5000万台にはとどまらなくなるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月31日

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