食品価格低下傾向続く 中国5月CPIが前月比で低下へ

食品価格低下傾向続く 中国5月CPIが前月比で低下へ。

タグ: 中国CPI

発信時間: 2017-06-05 15:41:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

海通証券会社のマクロ債券アナリスト、姜超氏も、「5月以来の食品価格は低めに推移している、5月末に至って、商務部と国家統計局発表の食品価格のデータではインフレ率はそれぞれ-1.2%と-0.1%である。このため5月の食品価格は前月比で0.4%低下すると見込まれる」

しかし、姜超氏と謝亜軒氏共に、前年同期の基数の低さの影響で、5月のCPIは前年比で反発して1.6%に至る。また中金会社の首席経済学者梁紅氏は、「食品価格の前年比での下げ幅が狭まり、非食品価格の上昇幅が2.4%から2.5%の水準で推移していることから、CPIは徐々に上昇するであろう。5月CPIの前年比上昇幅は1.5%に拡大するだろう。

交通銀行チーフエコノミストの連平氏は、「5月のタイムラグ水準は先月の0.56%から1.02%に上昇。初期の判断では5月のCPIの前年比上昇幅は1.4%~1.6%前後で、4、5月のCPIは前年比で二カ月連続で上昇となる。しかし、絶対上昇値は低く、依然として2%以下の低レベルで推移しており、しかもタイムラグ要因による影響が大きい」と述べた。

豚肉と卵を代表とする食品価格が低く推移しているのには二つの要因がある。表面的な要因は短期内に需要と供給がアンバランスになったこと。深層的な要因としては、消費者の消費レベルの向上がもたらした消費の構造的変化と経済下降期おける総需要の不足である。

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