6月4日夜に入手した「北京の銀行の個人住宅ローン金利の調整に関する通知」には、北京の銀行の個人住宅ローンの最低指導価格が書かれている。初めての住宅購入に対するローンは、基準金利の1.1倍以上とするとあり、また住宅を抵当とするものや親と子の共同借款の場合は基準金利の1.15倍以上、中古住宅のローンは基準金利の1.2倍以上と記されていた。この政策は2017年6月5日より正式に実施されている。
中原地産のシニアアナリストである張大偉氏は、「現在、資金調達コストが上昇し続けており、“余額宝”を含む固定資金運用年間収益率は4.1%に近づいている。この状況の加え、管理コストを加えると、住宅ローンの金利が基準金利4.9%では多くの銀行にとって利益の薄い商品となる。そのため今後も銀行は、現状より基準値を徐々に上げていくと予想される」と述べる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月7日