業界関係者は、「逆周期因子」の人民元為替相場に対する逆周期的な調節は双方向的であるべきだと指摘。人民元基準値の算出に「逆周期因子」を導入した主な目的は、市場心理の一方向への変動を増幅する「順周期性(プロシクリカリティ、景気循環増幅効果)」を適度に打消し、外国為替市場に存在する可能性のある「群れ効果(羊などの動物が群れをなすのと同様に、人間も混乱しているときは集団に従う傾向があること)の影響を緩和することにある。これにより、人民元基準値は従来以上に市場の需給状況を真に反映することが可能となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月8日