北京・天津・河北共同発展専門家諮問委員会チーム長、中国工程院主席団名誉主席の徐匡迪氏は6日、中国都市百人フォーラム2017の席上、「千年の大計、国家プロジェクトである雄安新区の建設に当たっては、世界の目、国際基準、中国の特色、高い位置づけを堅持する。雄安新区の計画は、水と都市の融合、青と緑が引き立て合い優れた生態を持つ住みやすい都市を原則とする。全体計画は一定期間後、中央政府の審議に提出される」と述べた。
設計 新区計画の一部が明らかに
徐氏は雄安新区の建設先が雄県、安新県、容城県となっている理由について、「新区はまずグリーンで居住に適しており、住民を中心とするため、緑地面積が50%以上の住みやすい都市となる。南北を貫く千年の軸、東西を貫く人民の軸が交わる。千年の軸とは、潭柘寺と太行山を貫く軸線だ。人民の軸とは、西の人民広場から始まり、雄安中華民族復興碑を経由し、雄県古城に至る軸線だ」と説明した。
徐氏は「このエリアは華北地区としては珍しい水域で、かつ3県の人口は中国の1つの県の平均人口を下回り、立ち退きによる影響が少ない。初期エリアの30キロ内には工場や建築物がほぼ存在せず、一枚の白紙となっている」と話した。