ソフトバンクはこのほど、米グーグルの親会社からロボット開発のベンチャー2社を買収すると発表した。2社の買収で新型ロボの開発を加速させるとみられる。 日本経済新聞によると、買収するのは米ボストン・ダイナミクスと、東京大学のベンチャーのSCHAFTの2社。買収額などの詳細は明らかにしていない。
ソフトバンクはヒト型ロボットの「ペッパー」を展開中。同社の孫正義社長はスマートロボを今後の重点分野に位置づけている。同社の株価は9日、7%値上がりし20年来の高値に迫った。
孫社長は「スマートロボは次世代の情報革命の推進役」と指摘。「ボストン・ダイナミクスは、ダイナミックなロボット分野におけるリーダー。彼らを迎え入れることができてうれしい。今後とも同分野を発展させ、生活をより快適・安全・充実したものにできるような活用方法を探しつつける」と述べた。
ボストン・ダイナミクスの創業者マーク・レイバートは、「ソフトバンクの技術進歩が全人類の利益を促進するという価値観に賛同する。同社と力を合わせて高級ロボットの発明するという使命を実現し、ロボットがよりスマート化・インターネット化した今後の世界の中で大きな価値を創造できることを願っている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月16日