独自データに基づき、回答から顧客が投資の損失リスクをどの程度受け入れられるかを分析する。担当者は「どの程度の損失なら許容範囲か」と聞くよりも、「好きな歴史上の人物は?」と聞く事で、潜在的な「本音」を引き出せる可能性があるという。
金融ベンチャー「お金のデザイン」によると、同社のロボアド「THEO」の顧客の過半数が20-30歳代で、46%が投資経験は「ほとんど無い」という。ニッセイ基礎研究所の前山裕亮研究員は「証券会社が富裕層向けに培ったノウハウが、ロボアドの登場で小口出資の顧客にも低コストで提供できるようになった。投資の裾野を広げる期待がある」と分析した。また「ロボアドの顧客には金融の知識が乏しい人もいる。企業は対面営業時と同様にきちんとリスクを伝える必要がある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月26日