新華社記者が重慶市政府交通部門から得た情報によると、重慶市は今年7月にASEAN国際物流ルートのミドルラインの貨物輸送定期便を開通し、さらに年末、もしくは来年初めにはASEAN国際ルートのウエストラインの貨物輸送定期便を開通する見通しだ。重慶市が開通したASEAN国際物流ルートは、タイのバンコクとミャンマーのヤンゴンまで延伸される。
重慶・ASEAN国際物流物流ルートは、重慶市から南へ向かい海上シルクロードに接続する国際的な貨物輸送ルートで、重慶市とASEAN各国を結ぶ貨物輸送ルートを構築し、重慶市に重慶・ASEAN貨物集散センターの設立を目指している。現在、重慶・ASEAN国際物流ルートは、イーストライン貨物輸送定期便がすでに開通。同ラインは、重慶市から広西チワン族自治区の憑祥市税関を経由してベトナムのハノイに至る。
紹介によると、間もなく開通するASEAN国際物流ルートのミドルライン貨物輸送定期便のルートは、重慶市の南彭-雲南省の磨憨-ラオスのビエンチャン-タイのバンコク。ウエストラインのルートは、重慶市の南彭-雲南省の瑞麗-ミャンマーのヤンゴンとなる。うちミドルラインの全長は2800km、所要時間は片道96時間で、輸送時間を海運の30日から大幅に短縮する。