最近、中国企業がアフリカ市場向けに携帯電話端末をどのように「カスタマイズ」したのかというニュースが、ソーシャルネットワークサイトで「炎上」した。色の濃い皮膚をより適切に捉えるカメラアプリの内蔵と、スマートフォン(スマホ)コストの引き下げで、中国から進出したモバイル通信企業の伝音控股は、世界トップ技術企業の隙間で、東アフリカ・スマホ市場の25-40%のシェアを握った。
マッキンゼー・アンド・カンパニーが先ごろ発表したレポートによると、伝音控股に限らず、中国の東アフリカ経済活動への関与の深さと広さは、これまでの研究結果を大きく上回るものとなった。
マッキンゼーの調査研究グループは、8つのアフリカ主要経済国(この8カ国の合計GDPはサハラ以南アフリカの3分の2を占める)を選んで研究したところ、アフリカで投資・事業着手した中国企業は1万社超え、事前予想の4倍に上った。1万社のうち約90%は異なる規模で業務を多角化している民営企業で、その3分の1は製造業企業となる。このような中国企業がアフリカ大陸に持ち込んだ資本、経営知識、創業精神は、アフリカの各経済国の発展を加速した。