新たな価値を創造する情報化社会

新たな価値を創造する情報化社会。

タグ: G20 

発信時間: 2017-07-07 09:37:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「中国製造2025」が主に情報化と工業化との融合を含む製造業におけるイノベーションに重点が置かれているのに対し、「インターネット+」はクラウドコンピューティングやビッグデータ、モノのインターネット(IoT)等インターネットに直接関連する技術そのものに加え、スマート製造、スマート医療、スマート物流、スマート金融など、インターネットと他の産業が結び付くことで、従来型産業の新たな発展を目指すところに重点が置かれている。中国においては、こうしたコンセプトに基づいて創出されたビジネスモデルがここ2、3年の間に急速に実用化され、現実のものとして多くの人が利用するところとなり、それによって社会に大きな変化が生じていることは周知の通りである。

一方、日本でもICT等革新技術の活用による「超スマート社会」の実現は、2016年度からの5年間の科学技術政策の基本指針「第5期科学技術基本計画」において「Society 5.0」という形で盛り込まれている。同計画によれば、「サイバー空間とフィジカル空間(現実社会)が高度に融合した」未来社会を「超スマート社会」と称し、「その実現に向けた一連の取組」を「Society 5.0」とし、「狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続くような新たな社会を生み出す変革を科学技術イノベーションが先導していく」という。つまり、ICTが既存の産業と結び付いて新たな価値を創造することを意味している。このコンセプトは、中国の「中国製造2025」や「インターネット+」と多分に相通ずるところがある。

しかし、現実に今日本で進められているIT化やデジタル化の流れは、どちらかと言えば、製造業における生産・業務の効率化という限定された範囲の中で実用化されることが多く、そのために「Fintech」のような新たな価値を生み出す社会システムの導入は容易ではないとの見方があることも事実だ。社会が大きな転換期を迎えている今日、日本としても中国で採られている一部地域での試験的実施等の手法を導入してみることを改めて考えてみるようなチャレンジ精神が必要なのかもしれない。今回のG20首脳会議で前述したようなテーマが取り上げられるか否かは、現段階では分からない。しかし、グローバル化とともに、情報化社会への対応を考える上で、極めて重要なテーマであることは間違いない。

(本稿は筆者個人の意見であり、中国網や所属機関を代表するものではありません。)

 

 

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