中国の新シルクロード経済圏構想の推進により、「一帯一路」沿線国・地域の経済安定度はこの10年で最も高い水準となった。中国工商銀行傘下のICBCスタンダードバンクと英オックスフォード・エコノミクスが共同で開発した新たな経済指標、「一帯一路」経済指数シリーズが6日公表され、明らかとなった。
この経済指数シリーズは、「一帯一路」沿線国・地域の市場動向を把握するとともに、「一帯一路」が提唱する広域のマクロ経済効果を測るもので、政策立案の参考にも供する。
同経済指数シリーズは「経済穏健指数」と「中国互通性指数」で構成される。「経済穏健指数」は、「一帯一路」沿線の主要経済国の相対的な市場の魅力度を測るとともに全体の概要を詳述する月次指数。 「中国互通性指数」は、投資家や企業のトップ、政策立案者、関係各界向けに提供する独自の指標。「一帯一路」沿線国・地域と中国との経済の関係性を示すもので、半年ごとに発表される。