米国メディアの7月6日の報道によると、テスラモーターズのライバル増加と競争激化に伴い、同社の株式は3営業日連続で下落した。同日の終値は308.83ドルで3日の始値370.24ドルより16.6%下落。テスラ株の連続下落は、ボルボが2019年以降に発売する自動車を全て電気自動車またはハイブリッド車にすると発表したことが主に影響している。ボルボはテスラの最大のライバルの1つである。また、テスラが3日にバッテリーの供給不足により第2四半期の販売目標を達成できないと発表したことも株価に影響した。
実はテスラの株価は不安定である。同社の投資家の多くがギャンブラーだが、年間上昇率は44%に達している。イーロン・マスクCEOは変わった措置をとり、「テスラの株式は高評価されている」とまで発言している。
バークレイズのアナリストのブライアン・ジョンソン氏によると、テスラの新プランの発表は同社が世界自動車メーカーの激しい競争に直面することを示唆する。その影響で、マスク氏は3日に電気自動車「モデル3」の生産を今月中に開始すると発表した。マスク氏は、12月までに「モデル3」の生産台数は2万台に達すると見込んでいる。
テスラは株価下落についてコメントしていないが、数社の貿易会社が市場動向を分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月10日