介護サービスなどのシルバー産業が、中国で新しい成長産業になろうとしている。ハイペースで進む高齢化により、「世界の工場」と呼ばれた中国が、「シルバー産業の聖地」になりつつある。5日付韓国紙・朝鮮日報が伝えた。
中国の60歳以上の人口は現在、2億2000万人に達している。2015年を基準とすると、中国の総人口(13億5000万人)の16%、世界の60歳以上の高齢者の23%を占めている。中国の60歳以上の人口は2030年に3億5000万人に達し、米国の総人口を上回る。2055年には4億5000万人弱に達する。中国の労働人口3人で高齢者1人を養わなければならない。
高齢者の急増により経済の活力が下がるが、シルバー産業にとっては大きなチャンスだ。
中国の健康食品の販売量は、2009−15年の間、毎年増加している。
高齢者用品の消費も激増している。最も代表的なのは大人用おむつだ。
不動産企業も続々と介護用不動産市場に進出している。不動産開発大手は、中国全土の80カ所で高齢者福祉施設を建設中だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月10日