中国のリーダーシップに期待 国際農業研究協議グループ総裁のイバン・グランジャー・ジョーンズ教授はフォーラム期間中、中国網の取材に対し、「持続可能な発展目標を実現させる上で、農業科学分野の研究が極めて重要だ。 “一帯一路”諸国において、農業科学研究でやるべきことは幅広い」と述べる。「この過程において、中国が果たす役割は非常に重要だ」。同氏によると、今中国との協力を密接していくことは、中国の農業での経験を多くの国と地域に伝えることにつながるという。
国連環境計画(UNEP)のシニアサイエンティストである劉健博士は中国網の取材に対し、「今回の国際フォーラムが成功裡に行われたことは、“一帯一路”国際科学研究協力において中国が大きなリーダーシップを発揮できたことを意味する」とした上で、「国家自然科学基金委員会連合に関係する国々の科学基金会連合が作った同枠組みは、人材の共同育成を支持するものであり、リーダーシップを促すものだ」と指摘する。
劉健博士は「人材への投資は眼前の問題を解決するだけでなく、遠い先の問題の解決につながる」と述べる。異なる分野の研究である上に、各国の科学者の持つ長所は様々だが、科学技術のイノベーションは“一帯一路”の建設を推進するだろう。その中で中国が、かけがえのないリーダーシップを発揮するのは間違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月10日