今や、原子力発電、新エネ自動車、インフラ整備などの分野で、多くの中国企業が高速鉄道の製造と同様に、西側企業と第三国市場で協力できるような力をつけた。今後は中国の科学技術の発展に伴い、ますます多くの中国企業がそれに続くと考えられる。中国のような大国が、ハイテク技術で永遠に他国に依存したり、永遠にバリューチェーンのローエンドに甘んじたりすることはありえない。中国企業がイノベーションの中で発展し、イノベーションの中で強くなることが当たり前のようになるとともに、西側諸国の企業もそれに慣れる必要が出てくるだろう。
21世紀は協力の世紀であり、自由貿易の世紀でもあるべきだ。枠組みが大きくなれば、協力の舞台も広がる。中国市場は依然として大きい。モデル転換と高度化の途上にあり、より開放的になる見通しだが、グローバル市場はそれにも増して広大だ。中国市場で競争を続けるとともに、中国と外国企業が協力して第三国市場を開拓する――。このようなストーリーが中国企業の「走出去」(海外進出)の過程で、「一帯一路」建設の過程で、当たり前の風景になるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月11日