しかし、中国のICチップメーカーが活躍できる可能性のある分野もある。中国国内ブランドの華為(ファーウェイ)、Oppo(オッポ)、Vivo(ビーボ)は、中国や新興国市場で人気が高いガジェットを製造している。アップルやサムスンがシェアを落とす中、この3社は昨年中国国内で出荷されたスマホの半分を占めるまでシェアを伸ばしている。最低限の技術基準を満たせれば、これらの中国メーカーは中国製ICチップを大量購入する可能性がある。トップメーカーのように効率的なコスト構造を持たない小規模な海外のICチップメーカーは、割安なICチップが市場に出回ることでダメージを受ける場合もある。
中国が半導体業界で波瀾を起こしても、業界のトップは影響を受けないかもしれない。しかし後れを取っている企業は、淘汰される可能性があるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月13日